6 その他: 2009年11月アーカイブ

Kindleを試してみました

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小学館外国語辞典の編集部にも電子書籍リーダー、Kindle(キンドル)が来ました。実際に使ってみた感想をご報告します。

機械としてのキンドルについてはすでに多く語られているので、「本」としてのキンドルについて感じたことを中心にします。

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これがキンドル。使わないときは作家の肖像などが表示される。

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メニュー画面。

まず画面の感想から。E inkという技術を使っているそうで、液晶の画面よりは目に優しそう。文字を大きくすることができる点は、目が悪くなった世代にはありがたいことでしょう。ただし、背景が灰色で、その上に黒い文字が載っているのには違和感があります。また、ページをめくると文字がぴかっと光ったようになるのには、最初驚きました。

不便な点もあります。キンドルの画面で動くカーソルを操作するボタンはとても使いやすいとは言えない代物です。タッチパネル化が望ましいのではないでしょうか。現在キンドルの下3分の1ほどが、キーボードで占められています。タッチパネル化されたら、このキーボードも不要になり、大きなスクリーンを搭載できるのに、と思いました。

キンドルは白黒画面なので、色が表示できません。正直なところ色のない世界は味気ないものです。いつかキンドルがカラー化されることを期待しましょう。

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シェークスピア『リア王』の冒頭部。

キンドルで書籍をダウンロードし、数ページ読んで思ったのは、今自分がどの辺を読んでいるか直感的にわかりにくいことです。紙の本なら今半分ぐらい、もう少しで終わるとおおざっぱにわかります。キンドルの場合は、本に何万何千行あって、現在何行めから何行目までが画面に表示され、全体の何パーセントまで読み進んでいるという形で表示されます。過剰な正確さとでも言いましょうか。

また、紙の本には欄外にページや「第何章」という表示がありますが、キンドルには(少なくとも私が見た電子書籍には)それがありません。こうした理由で、キンドルで長編小説を読むのは難しそうです。もう少し紙の本に近づける、つまり体感できるおおざっぱな情報を与える工夫が必要では、と思われます。

また、英語の紙の本では、単語と単語の間が開きすぎないように、単語を分綴して、単語の間を詰めます。キンドルにはそのような機能はないようで、単語間があきすぎて間延びした感じになります。文字の書体も選べないので、紙面が正直言って単調です。

英語を読んでいて知らない単語があったら、その単語にカーソルを当てると意味が表示されます。本から目を離さずに言葉の意味を知ることができるので、これはとてもありがたい機能です。今は1種類の英語辞典しか設定できませんが、将来キンドルが日本語化され、日本語、英語、その他の外国語の辞典が使えるようになったら、キンドルは外国語を読む道具としてとても重宝されるはずです。

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キンドルにはThe New Oxford American Dictionaryが標準装備されている。

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カーソルをあてた単語の意味が下に表示される。

結論として、キンドルは本を読む道具としてはこれからという気がしてなりません。ただ、キンドルがだめというわけではありません。大きな可能性を秘めていると思われます。

特にカラーになったキンドルに、自分に必要な辞典類をたくさん入れ、情報端末専用機とすれば、外国語や専門書を読むのにとても便利なのではないでしょうか。キンドルの画面のサイズなら図版も十分入ります。パソコンで数百ページもあるpdfを読む気にはなれませんが、キンドルなら読めるはずです(たぶん)。

文庫本や新書のような本は小型で汎用性のあるスマートフォンで電車の中で読み、専門性の高い、机に向かって読む本や論文はキンドルのような電子書籍リーダーで読む、というのが将来の読書の形になるかもしれません。

ただし、楽しみとしての読書はいつまでも紙の本でしたいものです。

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キンドルで雑誌や新聞を読むことができる。ただしモノクロ画面で雑誌を読むのは味気ない。

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Amazon.comで、英語以外の、フランス語、ドイツ語、スペイン語、イタリア語の古典作品も買うことができる。画面はヴィクトル・ユーゴーの『レ・ミゼラブル』。

20種類以上の辞書・事典類を一括検索できる「知識探索サイト」ジャパンナレッジ プラス。そのOneLook検索対象コンテンツとして『ポケットプログレッシブ仏和・和仏辞典』が搭載、新規コンテンツとして、11/17に公開されました。

内容や使い方などの詳細は、こちらをご覧ください。

今回搭載された『ポケットプログレッシブ仏和・和仏辞典』は、第2外国語(英語以外の外国語)関連コンテンツとしては初めてのものになります。フランス語のコンテンツが加わることで、これまで以上に幅広く、ことばの世界を探索することが可能になりました。

これまでジャパンナレッジ プラスをご利用になってこられたユーザの方はもちろん、初めての方も、ぜひ活用してみてください。

残念ながら、小学館は参加・協力などしていないのですが、東京・渋谷で、書店の枠を超えた、ユニークな語学書フェアが開催中ですのでご紹介します。その名も、「渋谷で語学書を探そう SHIBUYA駅伝2009」

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参加は、紀伊國屋書店渋谷店、啓文堂書店渋谷店、ブックファースト渋谷文化村通り店、文教堂書店渋谷店の4店です。協力には、あさ出版明日香出版アルクベレ出版の4社の名前があがっています。

フェアのチラシが店頭で無料配布されています。そちらには、渋谷駅から各店への地図、各店の場所や連絡先、担当者(似顔絵イラスト付き!)からのメッセージ、おすすめの本などがあがっています。このフェアのユニークなところは、渋谷の書店巡りをすすめているところ。

大型企画がらみなど、出版社が主導のフェアで、まったく同じ内容のものが、同地域の複数のお店で展開されることはあっても、このように、同じテーマながら、各店によってセレクトや展開の仕方が異なるというかたちの共同フェアはめずらしいのではないでしょうか。

実際に4店を回って、各店のフェアの様子を見てみました。ピックアップされている本もお店によって異なりますし、場所も、語学書の平台を使っているところもあれば、語学書コーナーとは別の棚で展開しているお店もあるなど、さまざま。同じ語学書、同じテーマのフェアといっても、けっこうお店によって印象は違うものです。

仕事でお店にいくような我々のような者は別として、語学をされている一般読者の方は、ふだん行くお店というのはどうしても決まってしまうと思います。でも、いろいろなお店をのぞくことで、これまで気づかなかったような本との出会いもあるかもしれません。渋谷の書店を利用している方は、ぜひ、フェアのチラシを片手に、ふだんは行かないようなお店にも足をのばしてみてはいかがでしょうか。

新しい辞典注文書ができました

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書店様向けの辞典全点注文書、新しい年度版のものができました。

国語のものと外国語のものにわかれていますが、シリーズものは、次のようになっています。「いっそイラスト」単語帳シリーズは、「ニッポン単語帳」も含め、全点、「外国語辞典注文書」のほうに掲載されています。「ポケットプログレッシブ辞典」シリーズは、英和・仏和・伊和・中日など、外国語のものも含め、すべて「国語辞典注文書」のほうに掲載されています。

「書店様へ」のページからPDFをダウンロードできます。ぜひご利用ください。

新しい辞書目録ができました

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2010年版の辞書目録できました。

国語・漢和辞典と、英語・外国語辞典の両方が1冊に掲載されています。フルカラーで、それぞれの辞書の項目数や対象などの詳細がひとめでわかるようになっています。また、辞書のほかに、関連の語学書も掲載されています。

目録をご希望の方は、小学館マーケティング局書籍宣伝課にご連絡ください。無料にてお送りいたします。

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